過去ログ - 勇者「幼なじみが魔王女」
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124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/28(月) 23:30:43.34 ID:AeEn6ifDO
…………………………

会長『えー、吸血女子さんが復活するまでのしばしの間、休み時間を設けます』

ギャラリー「ガヤガヤガヤガヤ……」

勇者「……」

魔王「おい」

勇者「……いや、うん。強いなアイツ」

べちこーん。

勇者「あべしっ!」

魔王「何が『強いなアイツ』だ。その上、だだの剣道部員にすら負けるなんて恥ずかしいと思わないのか、お前は?」

勇者「……面目ない」

魔王「まあ、お前は我流の戦い方しか知らないからな。試合という形だと実力が活かしきれないのだろう」

勇者「む、むう……」

魔王「しかし、それをどうこう言ったところで仕方ない。
それよりも、だ」

魔王は勇者へと背を向け、放送席に戻って行く。
そして再び勇者の前に現れた時、その手には一本の鞘が握られていた。

勇者「なんだ、その鞘は?」

魔王「この鞘の中には伝説の剣士が練習に使っていた竹刀が入っている。
その剣士は百戦無敗だったらしい。……験を担いでみないか?」

勇者「……縁起ものか、ありがたく使わせてもらうよ」

魔王「そうか、ならばさっそく竹刀を持ってみるといい」


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