過去ログ - 勇者「幼なじみが魔王女」
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231:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/06/05(火) 18:14:01.45 ID:hb4Q2hkDO
〜 表通り 〜

勇者「で、機姫はこれからどうするんだ?」

機姫「そうじゃなぁ、まずはどこかで情報を集めねばならん」

勇者「だったらさ、やっぱり警察に行くのが一番じゃないか? 機姫の捜索依頼とか出てるかもしれないし、個人で動くにしても限界があるだろ?」

機姫「その意見は正しい。じゃが、ワシは見ての通りに『お偉いさん』なのじゃ。ワシのいない間に情勢がどうなっているとも知れんし、やはり表舞台に出ていくにはもう少しばかりワシ個人で情報を集めてからでも遅くない」

勇者「機姫がお偉いさん? プッ!」

機姫「なっ! なぜそこで笑う!?」

勇者「いや、ププッ……決して、ガラにもないとか思っているわけじゃ……ププッ……」

機姫「むう〜っ! 思っておるじゃろっ!」

勇者「ププッ……ふてくされるなよー?」

機姫「むう〜!」

機姫は不満そうに唇を尖らせると、ゆるく握った両拳で勇者の背中をポカポカと殴り始めた。

勇者「まあまあ、落ち着けって」

機姫「ふんっ、じゃ」

勇者「いやいや、機姫の情報収集に適した場所を思い付いたんだよ」

機姫「むう? 情報収集に適した場所じゃと?」

勇者「ああ、とにかく付いて来てくれ」

勇者は背後に振り返って機姫に笑いかけると、道の先に立って歩き始めた。


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