316:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/07/29(日) 00:20:18.26 ID:MI1BOOWDO
機姫「根なし草か……くくっ、我ながら言い得て妙じゃな」
アルラ「ぴっ!」
機姫「ところでな、ワシも根なし草になってしまったようなんじゃ」
アルラ「ぴ?」
機姫「……もし、お主が良いというのならば、ワシと一緒に……」
?「あー! いたいた!」
突然、女の声が機姫の声に割り込んできた。
とっさに機姫が声のした方を振り返ると、そこには二十歳前後の女性が肩で息をしながら立っていた。
機姫「な、なんじゃお主は?」
職員「あ、はい。私は農園の職員です」
機姫「農園? 農園の職員が何の用じゃ? リンゴでも売りに来たのか?」
職員「いえ、農園と言っても植物の栽培地ではなく、妖樹族を保護する農園の方です」
機姫「妖樹族を保護する農園?」
職員「……イヤだなぁ、もう。仕事は激務だし、給料安いし、教科書にも記載されてるのに一般市民からしたらこれだもの」
機姫「ええい! 愚痴ってないで答えんか!」
職員「はいはーい! いま説明しまーす!」
職員は投げやり気味に機姫へと答えた。
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