過去ログ - 勇者「幼なじみが魔王女」
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392:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/08/08(水) 22:57:22.37 ID:Ubmo2rpDO
〜 放送席 〜

会長「みんな大丈夫かい?」

機械女子「は、はい」

機械男子「一応はな」

吸血女子「し、死ぬかと思った」

 男二人がテントの片側を持ち上げ、皆で外に出てくる。
 しかし全員一息つく暇も与えられない。

魔王「……」

 魔王が皆の前を全力ダッシュで通り過ぎた。

機械女子「あれ? さっきの、魔王さ……」

 機械女子が声を発した瞬間、ズシンズシンという地響きに合わせて、辺り一面の大地が爆ぜた。
 吹き荒れる土煙。うねうねと動く触手。
 一同硬直、そして長老アルラウネを視界に捉えると、

全員「……」

 全員無言で、魔王の後を追ってひたすらに走りだした。


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