398:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/08/09(木) 22:44:55.77 ID:uVl1IttDO
〜 校庭 〜
魔王「魔王ビーム」
魔王の魔力が紅槍となって長老アルラウネに向かう。
長老「う"ぃっ!」
だが、長老アルラウネの撒き散らす花粉に魔力を撹乱され、魔王ビームは長老アルラウネに届く前に空中で霧散してしまった。
魔王「……さすが妖樹族。年を重ねるほどに強くなるな」
妖樹族の最大の特徴は他種族とは比べ物にならないほど長い寿命にある。
また妖樹族は命が尽きるその時まで成長を続けるため、結果的に成長限界の水準も他種族より遥かに高い。
魔王「マズいな、成熟したアルラウネがこれほどとは。まるで打つ手が……ん?」
魔王が視界に空を飛ぶ何かを捉えた。
機姫「……」
魔王「機姫……放送席の連中が間に合ったか」
枯渇した魔力でやっとこさ飛んでいる様子の機姫は、巨大アルラウネの頭を目指している。
何らかの策があるのだろう、そう魔王が考えた瞬間だった。
長老「う"ぃーッ!」
魔王「しまっ……!?」
左右から挟み込むように迫って来た触手が魔王の体に巻き付き、そのまま魔王を空中高く捕え上げた。
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