46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/25(金) 19:42:22.18 ID:9OEyVz1DO
こんな物が地面に転がっている理由は1つしかない。
勇者「……魔王」
勇者は少しだけ、本当にわずかの間だけ迷い、決心する。
勇者は素早く栄養ドリンクのフタを開けて、中身を一気に飲み干した。
勇者「熱っ……」
朝食を食べていない空きっ腹に、熱湯を流し込んだような感覚。
たが、その効力を示すかのような熱さが今は頼もしい。
勇者「……よし!」
自分の頬を叩いて立ち上がる。
いまさら、魔王に何を言えばいいのか、それはまだ分からない。
たが、自分のやるべき事は理解出来ていた。
勇者「やるか!」
駆け出す。
日陰のテントから、自分の立つべき表舞台へ。
言葉に出せないなら、行動で示せば良い。
実に簡単なことだった。
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