85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga sage]
2012/05/26(土) 20:55:19.93 ID:kzFRXxTDO
〜 渡り廊下 〜
勇者「ふぅ、生徒会か」
魔王「傭兵的なポジションだな」
勇者「そ、それは明らかに違うと思うぞ? 会長もやんわりとした人だったし」
魔王「……まったく、お前は」
魔王は頭を振りながら、やれやれと嘆息した。
勇者「な、なんだよ、その『コイツは何も分かっていない』的な態度は」
魔王「実際に分かっていないから嘆かわしいのだお前は。
……あの会長はかなり強いぞ?」
勇者「えっ?」
魔王「たぶん竜……それも私と違って純血に近い。
戦闘能力は突出しているはずだ」
勇者「そ、そうなんだ……」
魔王「まあ、本人に戦う意志は皆無っぽいが、いざとなったら頼りにしていいだろう。
あまり見た目にダマされるなよ?」
勇者「……ああ、相手の見た目にダマされないように気をつけるよ」
魔王「……」
勇者「……」
魔王「なぜそこで私の方を見る?」
勇者「いや、特に深い意味は……へぶらばっ!?」
言葉の途中で魔王のシッポが動き、べちこーん、と目にも止まらぬ速さで勇者を弾き飛ばした。
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