過去ログ - フィアンマ「アックアに性的な悪戯をしようと思う。安価が導くままに」
↓
1-
覧
板
20
121
:
◆H0UG3c6kjA
[saga]
2012/05/31(木) 22:34:44.39 ID:X+6OU+TD0
右方のフィアンマは、粘り強く我慢強い男だ。
裏を返せば、一度執着するとまったくもって諦めが悪いということ。
そしてそんな彼は、真っ直線に嫌がらせの方向で頑張っていた。
同僚が同僚を犯す様に。
彼の司る属性はその呼称が示す様に『炎』だが、炎や火はそれと同時に生命を示す。
全ての魔術を使うのは不可能だとしても、フィアンマにはそれだけの才能があるということだ。
生命には人間も関わる。その為、ある程度人体に干渉した術式を編み出す事も出来る。
また、その他にも、魔術サイドの人間にしては珍しく、フィアンマは科学サイドの知識が過分にあった。
鼻唄を歌いつつフィアンマが訪れたのは、ヴェントの部屋だった。
ケルピーを引き取ると見せかけ、優しげな声をかけながら部屋扉をノックする。
人形によってトラウマを刺激され続け、やつれ気味な彼女の様子を眺めながら、フィアンマは口元を弛ませた。
常よりも少々刺々しさの取れた様子を見ながら、フィアンマは用意していたメトロノームを一定間隔で鳴らす。催眠状態をかけるためだ。
そして思い込みの強いタイプであるヴェントは、不幸にも、所謂『催眠にかかりやすい』方の人間であった。
「俺様が手を一度叩き、『もう良い』と言うまで」
「…言うまで」
「そうだ、良い子だ」
しっかりと催眠の解除方法を識別させた上で、ヴェントをアックアの部屋へと派遣したフィアンマは、いたく上機嫌だった。
自分の妄執を達成できる事を楽しんでいるのだ。
てくてくと歩き、部屋の扉越しに耳を澄ませる。
その状態でしばらくフィアンマが待機していると、やがて部屋の中から困ったようなアックアの声が聞こえてきた。
今頃尻にバイブを挿入されてしまったのだろう、男の低い呻き声が聞こえてくる。
ポケットに手を突っ込み、取りだしたチョークでフィアンマは壁に魔術的記号を記す。
これは炎とも生命とも関係無いが、『右方』に座する人間だけが知っている、ある種の秘術だ。
『左方』『前方』『後方』を治める為に必要な技能の一種であり、その目的は透過。
科学サイドに詳しい人間に説明するのであれば、マジックミラーと言った方が理解が早いだろうか。
こちらからは相手が見え、相手からはこちらが見えないという実に便利なものだ。
とはいえフィアンマはいつでもどこでもこの行動を出来る訳ではなく、聖ピエトロ大聖堂である事、加えて扉の向こう側に一定のスペースが無ければ『視る』事は出来ない。
ちなみにこの方法はフィアンマにしか『視えず』、他の人間にはフィアンマが部屋扉を見つめているようにしか見えない。シュールな光景である。
部屋の中には、ヴェントがぼんやりとした表情でアックアを見つめていた。
ウンともスンとも言わないその様子は、無論、フィアンマが催眠をかけているからなのだが、科学に詳しくないアックアには、どうすれば良いやら対策が分からない。
そうしている間にあまり強い抵抗も出来ないまま(ヴェントが常軌を逸している状態であること、女性であったこと、且つアックアが紳士的であったことが原因)下衣を無理矢理に脱がされたアックアは、散々たる様子だった。
この何日間かである程度フィアンマに拡張されてしまったアックアの尻孔は裂ける事なくどうにかバイブを受け入れているが、限界まで拡がりきっている。
内壁が多少傷ついてしまったのか腸液が僅かに染み出している様はある種卑猥だ。
体内に男性器を模したモノが挿入されているという状況に屈辱を覚えると共に、アックアはほんの少し、勃起する要因にまでは至らずとも性的快感を覚えていた。
これはいけない、と頭を振るアックアの様子を見、フィアンマは酷薄な笑みを浮かべた。
そのまま部屋から離れ、ヴェントに更なる命令を加え、部屋から退出させる。
ばたん、とやや乱暴に扉を閉めたアックアの様子を思い浮かべながら、フィアンマはヴェントに近寄って、一度パンと手を叩いた。
「もう良い」
「…アレ?」
「疲れているんだろう、一時的な夢遊病状態だったぞ」
「…戻るかな」
はー、とため息をつくヴェントが部屋へと戻る後ろ姿を見送り、フィアンマは一度伸びをして自室に戻った。
愉快げに口端を吊り上げる様子は、ともすればどこか狂気を帯びている様に感じ取れたかもしれない。
次の悪戯>>+2
<<前のレス[*]
|
次のレス[#]>>
388Res/220.70 KB
↑[8]
前[4]
次[6]
板[3]
1-[1]
l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。
過去ログ - フィアンマ「アックアに性的な悪戯をしようと思う。安価が導くままに」 -SS速報VIP http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/kako/1338049086/
VIPサービス増築中!
携帯うpろだ
|
隙間うpろだ
Powered By
VIPservice