過去ログ - フィアンマ「アックアに性的な悪戯をしようと思う。安価が導くままに」
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244: ◆H0UG3c6kjA[saga]
2012/06/04(月) 16:29:21.25 ID:CRFw7ISA0

右方のフィアンマには彫刻の才能があるという事は周知の通り、故に彼には芸術センスがある。
それは料理の盛り付けなどにも及ぶ。
例えば、同じ色合いのパスタでも、ぐちゃぐちゃと適当によそわれた物よりも、綺麗に丸く、皿の中央によそわれた状態で適度にバジルを散らした物の方が、食欲を誘われる人間は多いのではなかろうか。
フィアンマ自身、今の例で言えば、前者よりも後者の方を好む。
彼は元々、美しいものを何より愛するからだ。
前置きが長くなったが、今の言葉が何を伝えたいのかというと、フィアンマはその才覚を『男体盛り』という料理にもいかんなく発揮出来る男だということ。

用意したのは、以下の材料。

・コンデンスミルク(練乳)
・フルーツソース(苺・オレンジ・ブルーベリー)
・ホイップクリーム(絞り袋に入った状態)
・クレープ用にカットされた苺
・クレープ用にカットされた黄桃

まな板の上の魚、と喩えても違和感が無い様子で、アックアは床に広げられた布の上に横たわっていた。
ここで暴れて無駄な体力を消費した上、フィアンマにいいように扱われるよりは、譲歩する姿勢を見せ、フィアンマの機嫌をあまり損ねない方向で行動した方が効率的だからだ。
フィアンマはアックアの鍛え上げられた筋肉の造形美を眺めながら、顎の下に指を宛がってしばし悩む。
その口元にはうっすらとした笑みが浮かび、楽しげな雰囲気を醸し出している。
いつも自分に仕掛ける時だけ表情が生きている気がする、とアックアがふと思ったのは余談だ。
やがて赤き青年はコンデンスミルクの容器を手にし、さながらデコレーションケーキへ向かうパティシエの様な真剣そのものといった表情でアックアの股間を見つめた。
どの程度の練乳の量で、股間を浸す事が出来るのか。
経験が無い事に対しても一度やると決めれば決して妥協しないフィアンマは散々悩んだ後、ぐぐぐ、と容器を握った。
当然容器の先端からは真っ白な練乳がとろりと零れ落ち、アックアの股間を、内腿を、着実に汚していく。
自分の指先が汚れてしまうことには頓着せず、フィアンマは容器を適当に傍らへ置いて、アックアの股間に触れた。
そのまま指で、練乳を薄く塗り広げていく。
こそばゆさに思わず身じろいだアックアの表情を視界に入れ、フィアンマは悪戯っぽくくすくすと笑った。
やがて練乳を満遍なく塗り終え、フィアンマはそっと手を引いた。
そのままの動きで、練乳が多量に付着した指に舌を這わせる。
中性的な見目も相俟って、精液を舐め取っているかの様なその光景はとてもセクシーだ。
練乳の付いている左手指を舐めながら、フィアンマは右手でホイップクリームの絞り袋を手にする。
そのままアックアの両胸の突起へとそれぞれ絞り口を近づけ、くい、と力を込めて絞った。
当然、フィアンマの思惑通りホイップクリームはアックアの乳首を隠す様な形で放出される事となる。
逞しい胸筋に真っ白な生クリームが絞られた様は、むしろあるべき乳首が覆い隠された事で、シュールながらとてもいやらしい見目へと変化している。
クレープ一つではとても物足りなかった空腹を満たす様に黄桃を口に含み、むぐむぐと口を動かしながら、フィアンマはその指先で『作業』を続ける。
生クリームで隠された乳首の上に、小さめにカットされた苺を乗せる。
よく冷えた苺の感触にびくつくアックアを責め立てる言葉で窘め、もう片方の乳首にも苺が乗せられた。
誤解の無いように述べておくが、あくまでこれはフィアンマによるフィアンマの為の『調理行為』である。
如何にアックアが興奮しようと、淫靡な雰囲気であろうと、フィアンマにとってこの行為はいうなればメインディッシュの準備のようなもの。
淡々としたペースで、しかし愉快そうに、フィアンマはフルーツソースを手にする。
そのままあみだくじを描くかの様に、色鮮やかな赤・青紫・橙と三色のソースを駆使し、アックアの腹筋の溝を埋めていく。


「父よ、あなたの慈しみに感謝してこの食事をいただきます。ここに用意された物を祝福し、私達の心と身体を支える糧としてください。…父と、子と、聖霊の御名によって、アーメン」

ようやく完成した『料理』を前に、フィアンマは楽しそうに、心の底から愉しそうに、食前の祈りを捧げる。
普段はとても神を敬っているようには見えない青年が熱心に祈る姿は、アックアにどことない恐怖心を呼び起こさせた。
そんなアックアの心情など気にも留めず、フィアンマは、そっと苺に舌を這わせた。
そのまま長い睫毛を伏せ、乳首ごとぱくりと口に含む。
生クリームの甘さと苺の甘酸っぱさが織りなす甘美なコントラストに満足そうな表情を浮かべたフィアンマは、そのまま口に含んだ乳首に甘く歯を立てる。
コリコリとした弾力でもってフィアンマの舌を楽しませるそれを責める様に、数度歯を立てては、赤子が母親に甘えるかのような純粋さと、強姦する下郎の如き悪意で弄る。
その巧みな舌使いは、経験からか元来の才能故か。
ぱっと口を離し、反対の乳首を舐めるのかと思いきや、フィアンマはアックアの腹筋に口を寄せた。

苺味の甘酸っぱさ。
オレンジ味の爽やかさ。
ブルーベリーの濃厚な甘み。

砂漠で疲れ果てた旅人がオアシスの泉へそうする様に、しかし欲の色を帯びた瞳を瞼で覆い隠しながら、フィアンマはフルーツソースを啜り、飲み込む。
息を詰めるアックアの頬を汚れていない掌でぺたりと触り、フルーツソースを全て飲み下してしまったフィアンマが顔を上げた。
そのまま、多種多様なる甘みに満ちた唇を、触っていた手を離すと共にアックアの頬へと口づける。
肩につくかつかないかといった長さの髪は中性的で色気を帯び、そんな髪型が似合い且つ整い過ぎているが故に冷たささえ感じさせる顔に喜色を滲ませ、頬に数度口付けた後、フィアンマとアックアは自然と互いに目を閉じ、唇を重ねた。
女性も男性も、手入れをしていなければ唇の感触に差異は無い。
恐らく第三王女か商売女の事でも想像して耐えているのだろう、と何の悲壮感もなく適当な予想をしていたフィアンマの考えを裏切り、アックアは騎士の様に、いつもの豪胆なそれではなくむしろ優雅と称すべき動作で、フィアンマの頭を抱き寄せ、深く口付けた。
一種の酔い。スポーツを見ている熱狂者達の熱の様な。
そう片付けてしまうにはあまりにも長い口付けの後、フィアンマは困惑気味に口を離した。

「…何だ」
「…仕返しをしたまでである」
「ふん、そうか。つまらんな、どうせならここで口説きの一つでもしてみれば良いものを」


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