1: ◆7I768BCHo.[sage saga]
2012/05/27(日) 18:21:35.07 ID:Sworod3k0
12月19日、文芸部室で俺はやっとのことで手に入れた手がかりに頭を悩ませているうちに長門のマンションにお邪魔することになった。
そこで聞かされたのは俺の記憶と微妙に異なるこの世界での俺と長門の出会いだった。
そうこうしているうちに朝倉がおでんを持って現れ、一緒に食うはめになったのだった。
が、何が面白くて殺人未遂と標的と妨害した3者がおでんをつつくというコントのネタになりそうな状況に身をおかねばならんのだ。
実際おでんはめちゃくちゃうまかったが、何食ってるのかわからん気分だった。
その帰り、エレベーターの中で朝倉が口を開いた。
朝倉 「あなた、長門さんが好きなの?」
キョン(嫌いなわけがない。好きか嫌いかで言えば前者だが、もともと嫌いになる理由なんかまったくない。命の恩人でもあるのだ。そうさ。朝倉、お前の凶刃から救ってくれた長門有希を、俺が嫌うはずないだろうが。…と言いたいところだがこいつは違うんだよな)
キョン「・・・・・・・・・」
朝倉 「そんなわけないか。あたしの考えすぎよね。あなたが好きなのはもっと変な子なんでしょうし、長門さんもわたしも当てはまらないものね」
キョン「どうして俺の好みを知ってんだ」
朝倉 「国木田くんが言ってたのを小耳に挟んだのよ。中学時代がそうだったんだって?」
キョン「あの野郎、いい加減なこと言いふらしやがる。そいつは国木田の勘違いだ。聞き流しとけよな」
朝倉 「でも、あなた。長門さんと付き合うんなら、まじめに考えないとダメよ。でないとわたしが許さないわ。ああ見えて長門さんは精神のモロい娘だから」
キョン「朝倉が長門を…「それに」
朝倉が俺の台詞をさえぎった。
朝倉 「まだわたし、ちゃんとあなたから答えを貰ってないもの」
キョン「…は?」
振り返った先には、涙を浮かべながらこちらをにらむ朝倉がいた。
そのとき俺は正史から、ずれる音を聞いたような気がした。
ゆるーりと行きます。
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2: ◆7I768BCHo.[sage saga]
2012/05/27(日) 18:31:29.55 ID:Sworod3k0
朝倉 「昨日から、わたしのこと避けるのはなんで?」
キョン「…別に、避けちゃいねーよ」
朝倉 「じゃあ今朝のアレはなんなの?わたしがあなたを殺そうとするわけないじゃない」
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