過去ログ - キョン「行こうぜ、朝倉」
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67:特盛りは変換しやすいんだもの ◆7I768BCHo.[sage saga]
2012/05/31(木) 23:15:06.98 ID:df/jZupT0
12月21日 私立病院個室 深夜

長門 「全ての責任はわたしにある。わたしの処分が検討されている」

キョン「誰が検討しているだ?」

長門 「情報統合思念体」

キョン「だとしても。お前がバグることは三年前には解っていたんだよな。なら、いつでもいいから俺に言えばよかったじゃないか。文化祭の後でもいいし、なんなら草野球以前でもいい。そうすりゃ俺だって12月18日の時点で素早く行動できたってもんだ。さっさと全員を集合させて3年前に戻ることができたのに」

長門 「仮にわたしが事前にそれを伝えていたら彼女はここにいない。それ以前にもし伝えていても異常動作したわたしはあなたから該当する記憶を消去したうえで世界を変化させていただろう。また、そうしなかったという保証はない。わたしにできたのはあなたが可能な限り元の状態のまま十八日を迎えるように保持するだけ」

朝倉 「わたしの為なの…?」

長門 「それもある」

朝倉 「どうして?長門さん、あなたは…」

長門 「我々は異常動作することを避けられなかった。方法は違えどあなたとわたしは同じ。それだけ」

朝倉 「…ありがとう。長門さん」

長門 「しかし、わたし達が再び異常動作を起こさないという確証はない。わたしがここに存在し続ける限り、わたし達内部のエラーは蓄積し続ける。その可能性がある。それはとても危険なこと」

キョン「くそったれと伝えろ」

朝倉 「…キョン君」

キョン 「お前らの親玉に言ってくれ。お前らが消えるなりいなくなるなりしたら、いいか?俺は暴れるぞ。なんとしてでもお前達を取り戻しに行く。俺にはなんの能もないが、ハルヒをたきつけることくらいはできるんだ。つべこべぬかすならハルヒと一緒に今度こそ世界を作り変えてやる。あの三日間みたいに、お前はいるが情報統合思念体なんぞはいない世界をな。さぞかし失望するだろうぜ。何が観察対象だ。知るか」

長門 「伝える」

長門 「ありがとう」

朝倉 「わたしからも、ありがとう。キョン君。それから、長門さん」


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