過去ログ - 岡部「記憶、時間、想い、その全てを――」
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1:まゆり「ああー! オカリンの頭にメタルうーぱが!」の立て直し[saga]
2012/05/28(月) 01:55:11.67 ID:wqrbHYVVo
紅莉栖「ハロー、……ん? みんなどうしたの?」

まゆり「く、クリスちゃん……オカリンが、オカリンが……」

紅莉栖「岡部? 岡部に何かあったの?」

ダル「オカリン、オカリン。……あー、ダメっぽい。まゆ氏、どうやらマジみたい」

紅莉栖「何があったのか知らないけど……岡部、説明してくれる?」

岡部「えっ? ……俺が、ですか?」

紅莉栖「あれ……? なんか違和感が……」

岡部「すみません……俺、どうやら……記憶喪失みたいで」

紅莉栖「はあ!? 記憶喪失!?」

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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 01:56:44.16 ID:wqrbHYVVo
紅莉栖「えっ? 冗談でしょ……?」

ダル「冗談だったらいいんだけど……マジなんだぜ、これ」

紅莉栖「ほ、本当に記憶喪失なの……?」
以下略



3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 01:57:11.20 ID:wqrbHYVVo
病室

ダル「あっ、オカリン戻ってきた」

まゆり「オカリン……お医者さんに診てもらったんだよね? 治る……よね?」
以下略



4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 01:57:59.71 ID:wqrbHYVVo
紅莉栖「……気休め程度にしかならないけど、そんなに悲観的になることではないと思う」

ダル「もう一度頭ぶつければ治る、とかそういうことなん?」

紅莉栖「それは最終手段、例えば会話の途中で自然と思い出したりすることもあるの」
以下略



5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 01:58:30.13 ID:wqrbHYVVo
紅莉栖「ともかく、現時点では今まで通り岡部に接することが一番だと思う」

ダル「大学が始まるまではまだあるし、その間に治るといいけど……」

まゆり「オカリン、まゆしぃのせいで……ごめんね」
以下略



6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 01:59:16.05 ID:wqrbHYVVo
数時間前 ラボ

岡部「そうだ、まゆり。渡し忘れていたものがあった」

まゆり「渡し忘れていたもの? なになにー?」
以下略



7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:00:02.51 ID:wqrbHYVVo
ダル「オカリン……意地悪してないでさっさと渡せばいいんじゃね」

岡部「意地悪などでは無い! これは現実の厳しさを教える行為であってだな……」

まゆり「ううー……オカリン、まゆしぃに返してよー」
以下略



8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:01:56.90 ID:wqrbHYVVo
まゆり「早く返してよー!」

岡部「そ、そう簡単には渡せん!」

ダル「傍から見たらいちゃついてるようにしか見えないんですが、それは大丈夫なんですかね……?」
以下略



9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:02:57.15 ID:wqrbHYVVo
ダル「――という訳」

紅莉栖「……呆れて何も言えないわ」

まゆり「……ごめんなさい」
以下略



10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:03:40.12 ID:wqrbHYVVo
ダル「ところで、オカリンの記憶喪失は日常生活に影響があるレベルなん?」

岡部「いえ、そこまででは無いようです。箸の使い方は覚えていましたから」

紅莉栖「でも、自分や他人に関する記憶は無いってことか。ふむん」
以下略



11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:04:17.18 ID:wqrbHYVVo
紅莉栖(しばらく会話をしてみたけど、変化は無しか……)

ダル「牧瀬氏、まゆ氏、そろそろ出ないとダメみたいだお」

まゆり「ええー……まゆしぃ、オカリンの側にいてあげたいのに……」
以下略



12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:04:45.64 ID:wqrbHYVVo


岡部(あの後、父親と母親と名乗る二人が来てくれたが……何も思い出せなかった)

岡部(今覚えているのは、俺が岡部倫太郎ということだけ……)
以下略



13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:06:28.51 ID:wqrbHYVVo
岡部「閃光の……指圧師?」

『岡部くん、記憶喪失になったって本当? 私のことも忘れちゃったのかな……。
 お見舞いに行くから、その時は私のこと、思い出してね?』

以下略



14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:07:17.45 ID:wqrbHYVVo
岡部(また来た。……三通、全部違う相手からか。一つめは、ダル)

『オカリン、記憶喪失とか厨二っぽくていいんじゃね?
 って言っても、今のオカリンにはただの不幸な出来事なんだよな……。
 まあ、この前退院したばかりでもあるし、今はゆっくり休むべきだろ常考』
以下略



15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:08:14.83 ID:wqrbHYVVo
翌朝

ルカ子「し、失礼します……」

岡部(……女の子? これは、昨日メールをくれた人の中の誰かなのか?)
以下略



16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:08:40.57 ID:wqrbHYVVo
岡部「えっと、俺とはどういった知り合いなんですか?」

ルカ子「ボクは、凶……じゃなくて岡部さんの弟子なんです」

岡部「……弟子?」
以下略



17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:09:38.01 ID:wqrbHYVVo
ルカ子「岡部さんに街で助けていただき、それから稽古をつけていただいて……」

岡部「そうですか……以前の俺、なかなか勇気があったみたいですね」

ルカ子「はい。岡部さんは……ボクの憧れの人なんです」
以下略



18:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:10:26.43 ID:wqrbHYVVo
ルカ子「だ、誰か呼んだ方がいいでしょうか?」

岡部「……いえ、大丈夫です。どうやら何かを思い出しかけたようですが……ダメでした」

ルカ子「そうですか……あの、無理はなさらないでくださいね」
以下略



19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:10:55.60 ID:wqrbHYVVo
ルカ子「タオルと洗面器を持ってきました。これでいいですか?」

岡部「ありがとうございます。……では、少しだけ部屋を出てもらえますか?」

ルカ子「えっ? どうしてですか?」
以下略



20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:11:22.60 ID:wqrbHYVVo
岡部(半裸の自分、そして可憐な女の子……なんだこの状況は)

ルカ子「し、失礼します」

岡部「……んっ」
以下略



21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 02:11:56.99 ID:wqrbHYVVo
ルカ子「どうしたんですか? さあ、こちらを向いてください」

岡部「い、いえ、前は自分でも拭けますから! もう大丈夫です!」

ルカ子「あっ……そ、そうですよね。すいません、ボク……お怪我のことを何にも考えていなくて」
以下略



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