過去ログ - 岡部「記憶、時間、想い、その全てを――」
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80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(千葉県)[saga]
2012/05/28(月) 11:29:34.91 ID:+BvYeCH7o
岡部(この携帯を……俺は、手に入れようと……なぜだ? なぜ……この携帯を?)

岡部「……はぁ、ぐっ……! 頭が……割れ、る……」

萌郁「しっかりして、岡部くん……救急車を」

岡部(この携帯が無いと、メールが……メール? メールとは何のことだ……)

岡部「がっ……は、はぁ……だ、大丈夫です、そこまでの必要は無いです、から……」

萌郁「……本当に? 無理はしない方が……」

萌郁は心配そうに岡部の顔を覗き込んだ。まっすぐに相手の瞳が向けられたとき、
岡部の記憶がまた一つ蘇ろうとしていた。そのきっかけは、目があったという単純なこと。

岡部(……! 桐生、萌郁……! お前が、お前が……何を、した?)

岡部(何も……していない? いや、この女は……何かを、して……誰かを――ッ!)

岡部「……っ! ぐ、ぐああっ!」

岡部は絶叫しながらその場に立ち上がった。だが、体全体に力が入らず、
足を滑らせそのまま倒れてしまった。その倒れた先は畳ではなく――

萌郁「……っ! お、岡部くん……」

萌郁のいる場所に倒れ、そのまま押し倒すような形になってしまった。


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