過去ログ - 高木「昔話は小洒落たバーで」
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33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/06/03(日) 21:04:18.64 ID:27ZeSEk3o
「では、一人目だ」
彼女が社長の横に着いたのを見届けると、社長が彼女に自己紹介を促した。

彼女は頷き、こちらに向き直った。

スラリとした体躯。
顔に一つまみの幼さを残しながらも、大人の女性へと成長していこうとしている顔。
背中まである長い髪を今は下ろしているが、結上げた髪型も似合いそうだ。

さすが社長が見つけてきただけのことはある。ビジュアルに関しては満点だ。

歌やダンスは未知数だが、これは期待できる逸材ではないだろうか。と、顎に指をかけて、彼女のアイドルとしての可能性を考えていると、周りの男どもの歓声で我に返った。

彼女のことを考えていたら、彼女の自己紹介を半分以上も聞き逃してるじゃないか。

いかんいかん、と首を振り意識を彼女に向ける。

「舞って呼んでね!」

自己紹介の締めに入っていたのだろう、彼女――舞はばちりとウインクした。

フロアに割れんばかりの拍手が響く。指笛を吹いている者も居た。


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