過去ログ - 高木「昔話は小洒落たバーで」
1- 20
35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/06/03(日) 21:14:05.90 ID:27ZeSEk3o
もう一人の少女は、先ほどの舞とは打ってかわり、かちこちに身を固め、口を強く引き結びながら歩いてきた。

緊張してるなぁ。あれが新人のあるべき姿だよな、と心がほっこりした。

暖かい気持ちで彼女を観察していると、小さな違和感を覚える。

よくよく見てみると、彼女の手と足が同時に出ているではないか。

俺はその絵があまりにも可笑しくて、くすりと笑ってしまった。
それが聞こえてしまったのだろうか、もう一人の少女の顔がみるみる赤くなっていく。

「お、音無小鳥ですっ! 今日から精一杯頑張りますので、よ、よろしくお願いしますっ!」
自己紹介を終えた小鳥は、社長の横で後ろ髪の毛先が見える程、勢いよく頭を下げた。

舞の時と比べて控えめな拍手が上がる。
舞とは違い、小鳥はそれほど垢抜けていない。

化粧気の無い顔にしては整っているが、小鳥はどちらかと言うと、そうだな少し田舎臭い感じがした。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
56Res/35.98 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice