35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/06/03(日) 21:14:05.90 ID:27ZeSEk3o
もう一人の少女は、先ほどの舞とは打ってかわり、かちこちに身を固め、口を強く引き結びながら歩いてきた。
緊張してるなぁ。あれが新人のあるべき姿だよな、と心がほっこりした。
暖かい気持ちで彼女を観察していると、小さな違和感を覚える。
よくよく見てみると、彼女の手と足が同時に出ているではないか。
俺はその絵があまりにも可笑しくて、くすりと笑ってしまった。
それが聞こえてしまったのだろうか、もう一人の少女の顔がみるみる赤くなっていく。
「お、音無小鳥ですっ! 今日から精一杯頑張りますので、よ、よろしくお願いしますっ!」
自己紹介を終えた小鳥は、社長の横で後ろ髪の毛先が見える程、勢いよく頭を下げた。
舞の時と比べて控えめな拍手が上がる。
舞とは違い、小鳥はそれほど垢抜けていない。
化粧気の無い顔にしては整っているが、小鳥はどちらかと言うと、そうだな少し田舎臭い感じがした。
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