56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(大阪府)[sage]
2012/08/17(金) 23:57:03.69 ID:c33SAZ8Co
「ここがスタジオ、ですか?」
小鳥が尋ねてきた。
スタッフの彼女に通されたブースはとても簡素なスタジオで、ブース内にはマイクやスピーカーなどの最小限のものしか置いていなかった。
小鳥はテレビて見るような音響家が居て、どでかいミキサーがあって完全に分別されたスタジオを想像しているのだろう。
「そうだよ。なんだ? 初めからスタッフが居るなんて思ってたのか?」
少し意地悪に聞いてみる。
「えっ! そういう訳じゃないですけど……」
慌てて両手を振り否定する。
「ただ、お、思ってたのとちょっと違ってただけです」
ブース内を見渡して小鳥は言った。
「まぁ、いずれは嫌でもそんな所に顔を出すんだ。それまではこことか他の所でボイスレッスンとかダンスレッスンすることになるからな」
改めて小鳥にこれからのことを説明する。
それを聞くと彼女は、少しばかり目を輝かせて強く頷いた。
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