過去ログ - 勇者「淫魔の国の王になったわけだが」
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11: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/05/29(火) 01:14:22.84 ID:MraeMU1Uo
隣女王「……いいですか?」

幼淫魔C「…?女王さま?何ですか?」

夜中、宮殿の中を見回っていた「一人目」へ、隣女王が声をかけた。
当人はきょとんとして、次の言葉を待っている。
減らされた明かりの下で、女王の顔は苦く、歪んだ。
唇の震えを押さえながらでは、上手く言葉は綴られない。

たとえこれが罰だと分かっていても。
臣下の素行を正すための、仕方ない過程であろうとも。
彼女は、まるでどちらが罰を下される側なのか、分からないような空気を漂わせていた。


隣女王「ついてきていただけますか?あなたに、大切な話があるのです」

幼淫魔C「……はい。どこに行くんですか?」

隣女王「地下へ。どうしても、他の者には聞かれたくない話なのです」

幼淫魔C「わかりました」

疑いを一欠片も持たず、彼女は、女王へと追従した。
その素直な態度に、ちくちくと胸が痛む。

これから―――彼女は、「教育」を受けるのだ。
それも、淫魔をも喰らう魔手によって。







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