過去ログ - 勇者「淫魔の国の王になったわけだが」
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26: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/05/29(火) 01:23:20.47 ID:MraeMU1Uo
ようやく胸から触手が離れる。
乳首から針が抜かれる感触は、感じなかった。
直前の地獄のような痛みと、熱さは、それほどまでに強烈だった。
一時的とはいえ、彼女の胸の感覚を、麻痺させてしまっているのだ。

幼淫魔C「ひっく……うぅ………ぐすっ……」

涙と洟、そしてだらしなく開いた口から垂れる唾液にまみれ、すすり泣く。
行き場を失った感情は、涙となった。

幼淫魔C「……ひゃっ!?」

幼い顔の彩りが乾く間もなく、触手は、ついに彼女の秘所へと伸びる。

幼淫魔C「やだ…もう、やめて…ひどい事、しないで……!」

割れ目をつるりとしたシャープな先細りの触手がこすり上げた時、怯えが顔に現れた。
悪戯心で男女問わず他者を弄ぶ、淫魔の中でも特に危険な種族の、彼女にさえ、恐ろしく感じた。
ローパーの考えなど、分かる筈も無い。
仮にこの触手が苦痛ではなく快楽を与えるためだったとしても、それが目的とは限らない。
安心させたところで―――再び、苦痛が来るのかもしれない。

もはや、ローパーに対して感じた一種の安心感は、跡形残さず消えていた。
あるのはただ、『異種』へ感じる畏怖。
理解を超えた存在への、限りない恐怖。
人間でも、エルフでも、ワルキューレでも、淫魔でもない。

まさしく、「モンスター」へ対する、原初の恐怖。



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