過去ログ - 勇者「淫魔の国の王になったわけだが」
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40: ◆1UOAiS.xYWtC[sagesaga]
2012/05/29(火) 01:32:52.54 ID:MraeMU1Uo
幼淫魔C「……え…?」

まさしく、その浮ついた表情が凍てついた。
口元に浮かんでいた笑みは失せて、爛々とした輝きを灯しかけていた瞳はまたしても暗く澱みに嵌った。

隣女王「…私は、嘘はつきません。……心配になって、見に戻っただけです」

だめ押しの言葉が、鱗を剥がすような響きを持ち、ローパーに捕らえられた淫魔へと降りかかる。
未だに緩まぬ拘束が、女王の言葉を裏打ちするかのようだった。

幼淫魔C「…………う、そ……」

隣女王「……下手に期待させてしまい、申し訳ありませんでした。それでは……今度こそ、制裁が終わった頃に戻ります」

再び、女王は室外へと続く扉へと足を向けた。
その足取りには、今度こそ迷いは無い。
キングローパーの凌辱によって、彼女が死に至る事はなさそうだと思ったからだ。

だが、女王は知らない。
彼女が、ほんの数分前に死に瀕していたことを。
ローパーの魔法により、元以上に回復したことを。

解き方を誤りながら――彼女は、再び、扉を出た。
死を宣告されたような様子の淫魔と、闇の中に蠢く魔手の群体を残して。

同時に―――すべての魔手が、蠢いた。

ブラシ状の肉粒を持つ、洗浄の触手。
乳汁の噴出を促す、針の触手。
それを吸い尽くす、二重の口の触手。
不浄の孔から侵入し、原初の快楽をもたらす触手。

そして、彼女が見た時よりも肥大した、男性器を悪趣味にデフォルメしたような触手。

それらの触手群を見た時。
彼女の心は――再び、絶望と恐怖の渦巻く坩堝に叩き落とされた。


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