過去ログ - とある一位の鬼隠し
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969:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/19(土) 22:10:45.60 ID:/ba5D3fDO
──レナが人間とは思えない

──あんな人間がいるはずがない

充電が少ないため急激な加速はできないがレナの狂笑は次第に耳から離れていった


一方通行「撒いたか…?」


緩いカーブを描く林の出口付近で一方通行は足を止め振り返る

後方には不気味なまでに静かで蝉の鳴き声一つ聞こえない雑木林があるだけだった


「道行くん、いた」


一方通行の思考が止まる

前方からありえない声が聞こえた

たった今撒いたはずの今頃は遥か後方にいるはずの人物の声が前方から響いてきた

凍りついた体をなんとか振り返らせると先程と変わらず大鉈を持ったレナが微笑を浮かべそこにいた


一方通行「なンで…お前が…」


──ありえない

──完全に撒いたはずだった


レナ「あははは。レナね?道行ともっとお話しがしたいの」

一方通行「お、お前と話すことなンざあるか!!」

レナ「嘘だっ!!あはははは!」


踏みつけるような一歩をレナが踏み出す





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