過去ログ - とある一位の鬼隠し
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987:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2013/01/21(月) 22:24:33.10 ID:CpeNUaoDO
認めたくない思いに反して嫌な確信が一方通行に生まれてきた


一方通行(そンなワケあるか!レナと魅音は間違いなく敵だ!)


自分に言い聞かせるようにしながら一方通行は再び演算を組み直すも反射は機能しない


一方通行(あの日々は全て偽物で俺を油断させるための罠だ!そンなのも分からねェ程馬鹿じゃねェだろ!!?)


またもや演算を組み直す

小言を言いながら歩を進めた登校時
トラップの攻略に燃えた朝のひととき
悪態を吐きながら机を囲んだ授業風景
机を寄せ合って互いの弁当を自由につまみ他愛のない話をした昼休み
面倒な授業からも解放されハメを外して騒いだ部活
その日一日の余韻に浸りながら影を並べ歩いた夕日に照らされる帰りの畦道


その風景が一方通行の脳裏にはっきりと蘇る

反射は機能しなかった


一方通行「…ッ!」


それでも一方通行は演算を組み直す

休日を返上してまで不馴れな自分に雛見沢を案内してくれた事がありがたかった
宝探しでレナにゲコ太を掘り出してやれた事が自分の事のように嬉しかった
罰ゲームで一喜一憂する仲間の顔を見るのが楽しくて仕方がなかった
祭りのひとときは一生忘れられない宝物となった

気付けば完全に演算自体を一方通行は止めていた



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