過去ログ - QB「君達は何て事をしてくれたんだ」
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29: ◆MgclEyBkEA[saga]
2012/05/31(木) 21:08:46.38 ID:uDiRK4bSO
恭介「でね…」

さやか「…うん」

恭介「…どうしたの? 何だか元気無いね」

さやか「そ、そんな事無いよ、さやかちゃんはいつでも元気いっぱいなのだ!」

恭介「…空元気?」

さやか「うっ…! …ごめん、嘘付いた、本当は元気無い」

恭介「やっぱり…学校を休んでまで朝からお見舞いに来たり、なんか顔に陰があるから気になってね」

さやか「…良く、見てるね」

恭介「そりゃそうさ、だって…さやかは僕の恋人なんだから」

さやか「…エヘヘ」

恭介「…で、何があったの?」

さやか「…ごめん、それは言えない」

恭介「…そうか」

二人「………」

さやか「…ねえ恭介」

恭介「うん?」

さやか「もし…もし、さ…親友一人か周りの人皆…大事な二つのうち、どっちかを犠牲にしなきゃいけなかったら…どっちを選べば良いかな?」

恭介「…親友か、周りの人皆か…ごめん、僕には答えられないよ」

さやか「…そう」

恭介「…でも、その二つを比べるのは間違ってると思う」

さやか「間違ってる?」

恭介「うん、さやかにとってその二つは、とっても大事なんでしょ?」

さやか「…うん、とっても大事だよ」

恭介「だったら、両方救うつもりでいなきゃ駄目だよ」

さやか「両方…救う?」

恭介「そう、そんぐらい強欲になっても良いんじゃないかな?」

さやか「で、でも…」

恭介「それに…」



恭介「親友の為に周りの人を犠牲にして、その親友は喜ぶのかな?」



さやか「!!」

恭介「逆もそう、周りの人の為に親友を犠牲にしたら、周りの人は絶対に納得しないと思うよ? 少なくとも僕は納得しないよ」

さやか「…(…喜ばない、か)」

恭介「そう考えれば、すぐにでも答えは見つかると思うよ?」


さやか「…ありがとう恭介!」

さやかは早足で病室を出る

恭介「…頑張るんだよ、さやか」


さやか「まどかも、皆も助かる方法…」

さやか「そんな方法が、きっと…いや、絶対あるんだ!」


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