過去ログ - QB「君達は何て事をしてくれたんだ」
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◆MgclEyBkEA
[saga]
2012/05/31(木) 21:08:46.38 ID:uDiRK4bSO
恭介「でね…」
さやか「…うん」
恭介「…どうしたの? 何だか元気無いね」
さやか「そ、そんな事無いよ、さやかちゃんはいつでも元気いっぱいなのだ!」
恭介「…空元気?」
さやか「うっ…! …ごめん、嘘付いた、本当は元気無い」
恭介「やっぱり…学校を休んでまで朝からお見舞いに来たり、なんか顔に陰があるから気になってね」
さやか「…良く、見てるね」
恭介「そりゃそうさ、だって…さやかは僕の恋人なんだから」
さやか「…エヘヘ」
恭介「…で、何があったの?」
さやか「…ごめん、それは言えない」
恭介「…そうか」
二人「………」
さやか「…ねえ恭介」
恭介「うん?」
さやか「もし…もし、さ…親友一人か周りの人皆…大事な二つのうち、どっちかを犠牲にしなきゃいけなかったら…どっちを選べば良いかな?」
恭介「…親友か、周りの人皆か…ごめん、僕には答えられないよ」
さやか「…そう」
恭介「…でも、その二つを比べるのは間違ってると思う」
さやか「間違ってる?」
恭介「うん、さやかにとってその二つは、とっても大事なんでしょ?」
さやか「…うん、とっても大事だよ」
恭介「だったら、両方救うつもりでいなきゃ駄目だよ」
さやか「両方…救う?」
恭介「そう、そんぐらい強欲になっても良いんじゃないかな?」
さやか「で、でも…」
恭介「それに…」
恭介「親友の為に周りの人を犠牲にして、その親友は喜ぶのかな?」
さやか「!!」
恭介「逆もそう、周りの人の為に親友を犠牲にしたら、周りの人は絶対に納得しないと思うよ? 少なくとも僕は納得しないよ」
さやか「…(…喜ばない、か)」
恭介「そう考えれば、すぐにでも答えは見つかると思うよ?」
さやか「…ありがとう恭介!」
さやかは早足で病室を出る
恭介「…頑張るんだよ、さやか」
さやか「まどかも、皆も助かる方法…」
さやか「そんな方法が、きっと…いや、絶対あるんだ!」
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