過去ログ - ちなつ「どうしてあかりちゃんじゃなかったんだろう」
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19: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/11(火) 22:27:23.98 ID:NTiAzj4X0


「……え、いいけど」

その日は、あかりちゃんの家から学校へ行った曇り空の月曜日だった。
以下略



20: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/11(火) 22:28:23.05 ID:NTiAzj4X0
「本当にごめんねぇ」
「大丈夫だって。ほら、もうすぐチャイム鳴るよ。席戻ったほうがいいんじゃない?」
「あ、うん。じゃあ」

名残惜しそうに時折ちらちらと私のほうを見ながらも、あかりちゃんは自分の席へ戻っていくあたり優等生だ。
以下略



21: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/11(火) 22:29:12.85 ID:NTiAzj4X0
――――― 
 ―――――

あかりちゃんの用事は、どうやらいつも朝と放課後にお水をやっている学校の花壇についてだったらしい。

以下略



22: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/11(火) 22:30:19.38 ID:NTiAzj4X0





以下略



23: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/11(火) 22:33:16.39 ID:NTiAzj4X0
雨が降ってきていた。

鞄の中を覗き込むと、折り畳み傘は入っていない。ごらく部の部室には今、私一人だった。あかりちゃんは部室に来る前にまた誰かに呼び出されたらしく、あとで来ると言ってそれっきりだ。

最近こんなことが多いな、とぼんやり思う。
以下略



24: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/11(火) 22:34:12.75 ID:NTiAzj4X0
いつまで経ってもあかりちゃんは来なくて、メールを打って先に帰ることにした。
雨も小降りになってきたし、傘を借りずとも走ればなんとかなるはずだ。

昇降口で靴を履き替え、少しだけ待ってみた。でもあかりちゃんが来る気配はない。当たり前だ。
あかりちゃんもあかりちゃんで忙しいのだろうし。
以下略



25: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/11(火) 22:35:14.50 ID:NTiAzj4X0
「ちょ、ちょっと待ってね、あかり、傘あるから……」

鞄をがさがさと探って、あかりちゃんは折り畳み傘を取り出す。ちゃんと持って来てるあたり、あかりちゃんらしいと思う。しかしさすがに二本も三本もないらしい。

あかりちゃんはこちらに走ってきながら器用に傘をひろげる。
以下略



26: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/11(火) 22:36:02.87 ID:NTiAzj4X0
お久し振りです
少しずつ書けるようになってきたので、ぼちぼち書いていきたいと思います
今夜は以上、それではまた


27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(関西地方)[sage]
2012/09/11(火) 22:36:55.15 ID:lcIW5evHo



28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/11(火) 23:15:43.68 ID:tCUMrUCSO

続き楽しみに待ってる


29:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/09/12(水) 01:22:48.61 ID:qj3n8luSO



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