過去ログ - ちなつ「どうしてあかりちゃんじゃなかったんだろう」
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2: ◆qvIZyIvV7w
2012/05/31(木) 21:30:24.93 ID:C3MPF4qX0
ふと口を突いて出た言葉に、きっとあかりちゃん以上に私がドキリとしてしまった。
どうしてあかりちゃんじゃなくて。そんなの当たり前のことじゃない。私の運命の人は結衣先輩なんだから。

「な、なんてね」

以下略



3: ◆qvIZyIvV7w
2012/05/31(木) 21:31:05.61 ID:C3MPF4qX0
「だから落ち込んでちゃだめだよ、ちなつちゃん」
「そうだね、そうだよね」

私は言った。そして、いつものように空元気でも自信満々に笑わなきゃいけないのだ。
結衣先輩に振り向いてもらえるように。
以下略



4: ◆qvIZyIvV7w
2012/05/31(木) 21:32:14.41 ID:C3MPF4qX0
今日は以上
かなりゆっくりとですが、完結はさせる予定。良ければ最後までお付き合い下さい
それではまた


5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/05/31(木) 22:00:26.29 ID:qEBc9YMtP
ちなあか期待


6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/03(日) 00:17:11.21 ID:AJLwFfuq0
ちなあかの人か


7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋)[sage]
2012/06/06(水) 01:06:38.39 ID:NATgc21Vo
のんびりと進めてください


8: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/06/10(日) 23:23:32.40 ID:qDeHgclF0
―――――
 ―――――

先輩たちが卒業してから数ヶ月経ち、私たちが「三年生」と呼ばれるのにもようやく慣れ始めた頃。
私の気持ちは、ふわふわと彷徨っているみたいだった。
以下略



9: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/06/10(日) 23:24:15.17 ID:qDeHgclF0
誰よりも、あかりちゃんといる時間のほうが長い。きっとそのせいなのだろうけど。

時々、結衣先輩への気持ちとあかりちゃんへの気持ちが混ざりそうになってしまう。私が好きなのはあかりちゃんじゃないのだ、結衣先輩で。そう言い聞かせたって、最近ではそれすらもうまくいかなくなっていた。二人きりのときに向けられる、あかりちゃんの優しい言葉や優しい笑顔が私を狂わせる。

『あかりはちなつちゃんのことちゃんと応援するよ!』
以下略



10: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/06/10(日) 23:25:34.75 ID:qDeHgclF0
「……はあ」

先輩たちが卒業してから、あかりちゃんの家に泊まることが多くなった。大抵は私が遅くまであかりちゃんの家に居付いて、あかりちゃんが「泊まってく?」と言うのを待っている。

ずるいというのは、もう随分と前から知っていた。だから私は敢えてそのずるさから抜け出そうとはしない。これだって全部私で、そんな私をあかりちゃんは受け入れてくれているのだし。これ以上、私があかりちゃんに求めることなんてない。欲張りになるのは結衣先輩のことだけなのだ。
以下略



11: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/06/10(日) 23:27:11.12 ID:qDeHgclF0
本当に冒頭の冒頭を投下するのにかなりの時間が経っていたにも関わらず、今日は以上
それではまた


12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/06/10(日) 23:33:29.81 ID:kmsd+flWo

ちなあか大歓迎


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