過去ログ - ちなつ「どうしてあかりちゃんじゃなかったんだろう」
1- 20
34: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/12(水) 22:20:22.21 ID:IkW9xL0S0
今夜も数レスで申し訳ない
週末にはもう少しがっつり投下したいと思ってます
それではまた


35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(神奈川県)[sage]
2012/09/12(水) 23:56:02.05 ID:Muvwe9awo
楽しみにしてます


36: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/17(月) 23:53:10.79 ID:yAfUJDv40
―――――
 ―――――


翌日はびっくりするくらいにカラリと晴れていた。
以下略



37: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/17(月) 23:54:12.82 ID:yAfUJDv40
私はというと、朝からバタバタと家の中を走り回る。
昨日の夜から入念にファッションショーを繰り返していたのに、今朝になって「やっぱりだめ!」とクローゼットを引っかき回してかき集めたありったけの服を持って日曜の惰眠をむさぼっているお姉ちゃんの部屋に飛び込んで。

「なあに、ちなつ……まだ八時じゃない」

以下略



38: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/17(月) 23:55:27.62 ID:yAfUJDv40
結局、早くに起きたのに家を出たのは待ち合わせ場所にギリギリ間に合うであろう二十分ほど前だった。

まああかりちゃんや結衣先輩はともかく、京子先輩なら遅れてくるはずだろうし――

そんな考えが間違いだったらしい。
以下略



39: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/17(月) 23:57:07.36 ID:yAfUJDv40
結衣先輩が優しい顔をして私のことを見ていて、しばらく忘れていた、結衣先輩という存在の大きさを改めて実感する。

久し振りに見る結衣先輩は、中学生の頃より当然大人っぽくなっていて、少しだけお化粧もしているみたいだった。それは京子先輩も同じで、少しだけ自分の子供っぽさに恥ずかしくなる。

結衣先輩は私の言葉に「全然遅れてないから平気」と笑って。
以下略



40: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/17(月) 23:58:42.68 ID:yAfUJDv40
そんなふうなことを思っていると、「ち、ちなつちゃん、今日も可愛いね!」と先輩たちの傍でおろおろしていたあかりちゃんが声をかけてきた。

あかりちゃん、その言い方じゃどこかのヘタなナンパみたいよ。

と言いたいのをこらえ、私は「ありがとっ」ととびきりの笑顔を振りまいてみせる。
以下略



41: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/17(月) 23:59:27.26 ID:yAfUJDv40
「ていうか京子先輩!」

「ほえ?」

「なんで今日に限って私より早いんですか!」
以下略



42: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/18(火) 00:00:27.01 ID:gIu3waZk0
「ちなつちゃん分充電!」

「意味わかんないです……」

もふもふと髪に触れながら首筋に顔を埋めてくる京子先輩。
以下略



43: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/18(火) 00:01:26.84 ID:gIu3waZk0
京子先輩はというと、ようやく私にかけていた体重を元に戻すと「さすが結衣、よくおわかりで」とさらに胸をそらせる。

そういえば京子先輩、こころなしか少し大きくなった……?
自分の胸にそっと触れて確認。それから愕然。

以下略



44: ◆qvIZyIvV7w[saga]
2012/09/18(火) 00:02:27.89 ID:gIu3waZk0
結衣先輩が「よくそんな恥ずかしいこといえるな……」と顔を逸らし、あかりちゃんが「わあ、あかり嬉しいよ!」と本当に嬉しそうな顔をした。

私はというと、「なにいってんだか」とまた心の中ぼやいた。
ぼやきながらも、嫌な気分ではない。今さら京子先輩のこともそれなりに好きだったなんて認めるのは嫌だけど。
正直中学生の頃の京子先輩のことはあまり好きではなかったはずなのだけれど、離れてみるといい先輩だったんだなと思う。
以下略



72Res/31.67 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice