過去ログ - P「七六五物語」
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72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage]
2012/06/02(土) 04:55:49.52 ID:bUpwx9YIO

「社長……一体どういう……」
「高木殿……それは一体……」

貴音と発言が被る。

「こんな言い方もアレだがね。蟹一匹に怨まれたくらいで人体に影響が出る程の力は無いんだよ」

社長は淡々と話す。
まるで今までの流れが茶番だったように。

「じゃあこの鍋は?この祭壇は?この蟹の模型は?」

意味が分からず混乱する貴音の代わりに俺が質問する。

「こんなのただの雰囲気作りさ。半分趣味」

このオッサン……流石に無いだろ。

「じゃあさっきの貴音の謝罪も」
「それは意味がある」

社長はピシャリと俺の言葉を切る。


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