過去ログ - 【Fate】汝、自らを以って最強を証明せよ【コンマで聖杯戦争】
1- 20
97:1 ◆otXcqJ9cB.[saga]
2012/06/02(土) 23:44:03.98 ID:TV9WXI1Zo




「世界の危機までかは分からないけど、これを危険だって『』は認識してるみたいです」


彼女はそう呟く。

終わりの杯を彼女が見上げ、そして同時に“何か”が発生していると、全員が理解する。

もし、ここにアーチャー……かの赤い弓兵が存在すれば、どう感じたのだろうか。

怒りか、悲しみか、嘆きか、哀れみか。

それは彼も経験した地獄の始まりだというのに、と。




彼女は、人の身には余りに強すぎた。

彼女は、人でありながら英雄と並んだ。

彼女は、その生まれの血を以って神秘と繋がっている。



故に、“世界”は貴女との交渉の場に着く。

新しい英雄の誕生を祝福するように、彼女を受け入れていた。


「契約を、ここに。私の死後を世界に預けます………だから今、私に……」


手を組み、空を見上げる彼女に光が差す。

それはもう止められない。

彼女の祈りは、世界を照らす。

そう示すかのように、淡く輝く。







そこで“ボク”が見たのは、その光の中にある彼女の笑み。







何処までも優しさに包まれた、聖女の笑みだった。








次の瞬間、彼女が砕けた器から漏れでた泥に飲まれる。

ボクは、それに叫ぶことしか出来なかった。







《世界「ボクと契約して、守護者になってよ!」 END》


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/179.84 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice