過去ログ - フィアンマ「俺様というものがありながら…」上条「ふ、不幸だー!」
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341: ◆2/3UkhVg4u1D[saga  ]
2012/06/17(日) 14:44:02.75 ID:vQJ1YrSb0

グイ、と勢いづけて、上条の性器が挿入される。
熱した鉄塊を突き入れられたかの様な衝撃に何とか嘔吐せぬよう堪え、胃液の代わりにこみ上げてきた涙を拭う事もせず、フィアンマは軽く噎せるのみで上条の背中に腕を回して抱き寄せる。
女性器ではなく尻穴であるため、挿入されている側であるフィアンマはだいぶ自由な呼吸を制限されるような少々無理のある体勢で犯されていた。
上条は理性が崩壊し、その事に気付けないまま、腰を動かし始める。
先端のカリ部分が幾度も、強く、しこり―――前立腺を擦り上げる。
指とは比べ物にならない質量、そんなモノに、少し刺激するだけで快感を及ぼされる箇所を押し潰さんばかりに刺激され、青年は我慢する事なく、体面を気にする事なく喘ぎ声を零した。

「い、っあああ…! ん、っあ…ひっ、う」
「はぁっ…は、」

愛ゆえに気にしないようにしていてもやはり同性に組み敷かれるというのは同性愛者ではないフィアンマに矜持の根本的な部分へ屈辱を与え、その喘ぎ声には甘さと泣きとが入り混じっている。
ぐぐ、と背中に立てられる爪によって与えられる痛みに脂汗をかきながらも、上条は己の欲望に従って腰を動かし、突き上げる。
壊れ崩れ蕩け溶けかかった理性の片隅で、ほんの少しでもフィアンマに快楽を感じさせるべく、上条は浅く挿入した状態で腰を動かす。

「も、やめ…い、うあ…ッ!」
「嫌、だ」

思わず弱音を吐きながら上条の身体を押しのけようとした腕を掴み、そのままベッドに縫い止めると上条は淫欲にギラつく視線をフィアンマに向けながら、勢いを変えず突き続ける。
許容量を遥かに超えた快感はもはや暴力と化し、青年の思考能力を奪うと共に呼吸を浅くさせ、身体的な余裕も追い詰めていく。
性的暴力と呼んでも差し支えない程の行為を続けながら、上条は視界で主張する唇をやや乱暴に奪う。
全て貪る様な激しい口づけと行為とに、ここまで彼を追いつめたのは自らが過去突き放した罪深さ故かとうっすら考えながら、窒息寸前の状態でフィアンマは喘ぐ。
怖いと思ってはいけない。これは自分が招き寄せた事案なのだから。
自分の性格に備わる寛大さを最大限引き出し、拒絶の言葉を吐かない様耐えきりながら、フィアンマは上条を見上げた。
体内にある質量がその容積を増し、破裂せんばかりに脈打っている。

「っは、んぁ、ああっ、う、っ…、あっ、ぐ」
「ん、…はぁっ…はぁ、はっ…」

何か迷う上条の様子を見、青年は薄く、蟲惑的な笑みを浮かべて色っぽく囁いた。
ゾクリ、と背筋を震わせ、上条はフィアンマの身体を強く抱き寄せると共に、性器を引き抜かないまま射精した。
下腹部内へぶちまけられた熱湯の様な白濁に眉をひそめ、フィアンマは安堵の息を吐き出す。
上条は射精して落ち着きを取り戻したのか、申し訳なさそうな表情でフィアンマを見遣り。

「ごめん、中…その、…本当ごめん」
「謝る、な。…気は、済んだか?」

先程の熱狂は消え去りしょんぼりとしつつ自分を抱きしめたまま離れない上条の背中をさすり、青年は笑みを浮かべながら問いかける。
上条は頷きかけ、密着した互いの下半身に視線をやった後、首を横に二回振った。

「まだダメだ」
「俺様はいい、」
「よくない」
「っあ、」

自己に忠実で基本的に他を省みないというのが、右方のフィアンマと上条当麻両者に共通した精神的な気質である。
つまり、言いかえれば、徹底しないと気が済まないのである。
この場で徹底されていないのは、フィアンマの性欲処理。
青年の遠慮…というよりも嫌がっている声を歯牙にもかけず、少年は青年の男性器に対して直接的な愛撫を開始したのだった。


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