過去ログ - ほむら「暇だしごまどかでも虐めようかしら」
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804:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(チベット自治区)[sage]
2012/09/30(日) 03:11:28.30 ID:14qD54Byo
 
「ウェギィィィィィッーーーー!!? ヤメテヨ!!」ビチビチ

「ウスノロ! ウスノロ!」ペチペチ

「ははは、活きの良いごまどかで助かったよ。これなら当分遊び相手になってくれるな」

「コンナノッテナイヨ…… アンマリダヨ……」ポロポロ

「トーシロ! ボンクラ!」ゲシゲシ

「ウェビャァァァァアアーーーーッ!!!」

「はははww 仲良くしろよー じゃあの」ガチャン

男は施錠して小屋から去っていきました。
杏ペンギンはごまどかの天敵ともいえる動物です。

「ウェ、ウェヒ……」ジリジリ

「…………」

怯えながら後ずさるごまどかを杏ペンギンは冷めた目で見つめます。
楽しむためには、ただ悪戯に攻撃をしても駄目なことを知っているからです。
逃げ惑わせ、じわじわと恐怖を味あわせる。これが長く楽しむコツです。
なにせ、小屋は狭く外に出られるのは散歩の僅かな時間だけなのですから。

「キューカイ」ペタペタ

「ウェヒィ……」ドン

ゆっくりと歩み寄る杏ペンギンから逃げるごまどかだが、ついには小屋の隅に追い詰められました。
ごまどかの後肢に何かが触れ、振り向いて確認します。

「ウェ…………ヒ……ィ……」ピクピク

「ウェギッ!?」

そこに横たわっていたのは、ぼろぼろになったごまどかでした。
毛皮は土と黒く固まった血糊で汚れ、ごまどかのトレードマークである桃色の房毛は毟り取られています。
しかも、片目が抉り取られていて虫の息です。
ごまどかは即座にこれが自分の未来の姿なのだと悟りました。
そして、これを行ったのは……

「ボンクラ! ウスノロ!」

「ウェヒィッ!!」ササッ

「ウェ……ァ……?」コヒューコヒュー

とっさに瀕死のごまどかの後ろに回りこんでその影に隠れます。

「ビェギャァァァアァァァアーーーーーッッ!!!!!」

断末魔が響き渡りました。

「ウェ、ウェヒィ…… コンナノッテナイヨアンマリダヨ」ガクガク

「ウゼー、チョーウゼー」

死体越しに見る杏ペンギンの瞳には怒りの炎が燃え盛っていました。
翌日、男が再びごまどかを捕獲に出かけたのは言うまでもありません。

─ おしまい ─


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