過去ログ - ほむら「暇だしごまどかでも虐めようかしら」
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2012/10/30(火) 14:09:22.13 ID:ga7gnTQH0
「ウェピー!!テビィィィ!!ミャミャー!!ミャミャァァァッ!!!」
ダンボールに放り込まれた仔ごまが必死に親ごまどかを呼ぶ
しかし顔を覗かせたのは優しい親ではなく、先ほど自分の目の前で姉妹たちを叩き潰した恐ろしい人間だった
仔ごまは慌てて箱の隅へと逃げ、短い肢で目を覆い丸くなる
「ウェピイィィ…ッ!!コンニャノッチェナイヨォ…」
大小便を吹き出しながらガタガタ震えていると、箱の中に何かが放り込まれる気配があった
「テビィ…?ダリェニャノォ…?」
涙と鼻水に塗れた顔を恐る恐る向ける
放り込まれてたのは数匹の虫だった
「…テチィー?コリェハ…ゴハン…ニャノ?」
平べったい黒い虫の死骸や、突くと丸くなる虫を食べて生きてきた仔ごまは虫を単なる餌としてしか認識できない
「ウェピー…テヒヒヒヒヒw(きっとこれは餌だ!自分だけ餌をくれると言うことはきっと飼いごまにしてくれるつもりなんだ!!)」
所詮はごまどか、余りにも自分に都合の良すぎる論理を展開し歓喜していた
早速を食べようと蠢く虫めがけ大口を開けて囓りつこうとした瞬間―――
プシュ!
「ッ!?」
小さな射出音と共に、突然口内から喉にかけ焼けるような熱さと針で突かれたような激臭が広がり、仔ごまは悶絶した
ミイデラゴミムシと言う虫がいる。屁ひり虫とも呼ばれるこの虫は外敵に襲われると、
体内で化学反応によって作り出した100℃以上にもなる毒液を尻から霧状にして噴射するのだ
「フェア゛ア゛アア゛アアア゛アアッッ!!!!!」
焼かれた喉を掻きむしって(正確には短い肢では届かないため口元で前肢をばたつかせながら)狭い箱の中をのたうち回る仔ごま
それに驚いたミイデラゴミムシたちは次々と「屁」を噴射する
吹き付けられた液の何発かは不幸にも仔ごまの眼球に付着した
「ベビャァア゛ッ!!!!!!!!!」
薄く血の混じったような汗、大粒の涙、滝のような涎と鼻水、こみ上げる胃液、小便、液状で色の薄くなった大便…
あらゆるものを吹き出しながら仔ごまは箱の隅から隅まで転げまわる
それを見ていた人間は仔ごまのの頭を掴み押さえて、ピンセットで摘み上げた虫を仔ごまの両方の鼻にねじ込んだ
微かに指に仔ごまが首を振ろうとしているのが伝わってくる
口の端を笑みの形に持ち上げた人間はピンセットの先端で虫を刺激する
プッ!
「〜〜〜〜〜〜!!!!!」
………
五体のあちこちを赤黒く腫れあがらせ、あるいは水膨れにした仔ごまが箱の中に横たわっている
べとべとになったその顔にはもう、大きさの違う五つの黒い穴が空いているだけだ
もう鳴くこともできない仔ごまだが、その体はまだときどき痙攣していた
オワレ
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