過去ログ - 【Fate】ムーンセルで聖杯戦争　LV6【安価TRPG】 -SS速報VIP

過去ログ - 【Fate】ムーンセルで聖杯戦争　LV6【安価TRPG】

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581: ◆ZAbKV9lRg.[saga]
2012/08/15(水) 00:42:28.25 ID:t/rPDaPh0
>>577

さて、そんなこんなで情報収集が終わった。

とりあえず今は戦力の確認もしていないのでアリーナに行くのは避けることに決める。

そうして、自室へと戻っているわけだが……

ライダー「……」ｷﾞｽｷﾞｽ

さっきから、ライダーが三点リーダを使いすぎている

黙っているのに、この主張。なんだろう、機嫌が悪いのだろうか。

――もしかして、道具扱いされるのは嫌だったのだろうか？

不思議な話だ。

ジブンは今まで道具扱いされて他人を破壊する手伝いをさせられたこともあるが、その時には何も感じなかった。

むしろ楽だ。普段何もできないジブンとしては、何かをしていられる時点で恵まれていると思えるから。

……ああ、ひょっとして言葉が足りなかったんだろうか。

ならば、と貴方は隣を歩くサーヴァントへと、補足を付け足すことにする。

「ライダー。サーヴァントは道具だと言ったな、あれは嘘じゃない。現実から考えてもな」

ライダー「……そこに文句はありません」

あるじゃないかどう見ても。

そう言うのはとりあえず後にして、貴方は言葉を続ける。

「――だけど。道具を好くか嫌うか、どういう見方してどう扱うかは持ち主次第なんだよ」

ライダー「えっ――」

「俺はライダーの事は魅力的な女性だと思っているからその、何だ、安心して良い」

うまく伝えられたかどうかは判らないが、とりあえずそこまで口にした。

……考えてみれば、彼女は自分自身のことをデカ女とか言っていたし、小さいほうが可愛いという趣向なんだろう。

つまりコレはあれだ、「あたしってブッサイク～」ﾁﾗｯﾁﾗｯ　という女性特有のアレだろう。

そうか、こういうときは男はただ褒めればよかったんだ。

――いや、人間関係というのは難しい。事前に予習しておいてよかった――

そう貴方は思って、満足して会話を切り上げて歩くのを再開したのだった。

ライダー「…………」

ライダー「（今のは、私を性の対象にしたいということなのでしょうか）」

ライダー「（それとも……）」

ライダー「（マスターは……よくわかりません）」

【ライダーにフラグを立てられるようになりました！】

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