過去ログ - セイバー「今日もアヴァロンに独りぼっちだ……」
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[sage saga]
2013/04/28(日) 00:33:08.25 ID:NOr9tmPSo
【ジルさんの面接】
英霊の座「あの、面接は正装でという連絡はお聞きになりませんでしたか?」
ジル「はい。ですから私、正装で参りました」ウネウネ
英霊の座「ジル・ド・レィさんですよね?」
ジル「はい、私は聖処女と友にフランスを救ったジル・ド・レェめにございます!!」
英霊の座「騎士ですよね?」
ジル「元・騎士にございます」ウネウネ
英霊の座「……その海魔は部屋の外に置いておいてくれませんか?」
ジル「は!これは失礼をいたしました。いやはや騎士としての振る舞いではありませんでしたね」ニッコリ
英霊の座「………」
英霊の座「えー…生前は弊座にお勤めになっているジャンヌさんと供に百年戦争で戦ったと履歴書にありますが」
ジル「然り!このジル・ド・レェ、再び聖処女に拝謁するこの機を心待ちにしておりましたぞ!」
英霊の座「ジルさんの志望動機は座にジャンヌさんが在籍しているから、ということでしょうか」
ジル「そうなりますねぇ」
英霊の座「大変素直な解答ありがとうございます。この履歴書の後半部分ですが、領内に引き籠もって少年少女を殺害していたとありますが」
ジル「はい」
英霊の座「なぜそのような事を?」
ジル「神への供物です」
英霊の座「はぁ…」
ジル「神はジャンヌをお救いになりませんでした。ならば神とは、ジャンヌを辱め、いたぶり、貶める、その事こそ求めていたに違いありません」
ジル「ですから私はジャンヌが、ジャンヌが奉じた神に殉じる為に、神に未来ある子らの命を捧げたのです」
ジル「私の振るまいを醜悪だと罵るのであれば、なぜ神はジャンヌを見捨てたもうたのだ!!」ダン!
ジル「故に!故に!故に!私は新鮮なる恐怖を神にお届けするのです!その敬遠なる振る舞いを貴族共は理解できなかった!!」
ジル「貴族共が正しいのであれば神が間違ってるのです。神が正しいのであれば私は何故殺されたのです?」
ジル「それとも……」
ジル「神などこの世に存在しないのか」
英霊の座「本日はお忙しいところありがとうございました」
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