過去ログ - セイバー「今日もアヴァロンに独りぼっちだ……」
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588:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[sage saga]
2013/07/01(月) 02:26:19.14 ID:c/DuH6+Lo
【鏡よ鏡3】

アヴェ「しかしマスターによって姿が変わるってのは難儀だねぇ」

アヴェ「何が難儀かっていえば、自分の心を見なきゃならないマスターが難儀だ」ケケケ

アリス「貴方も似たようなものでしょう、アンリ・マユ」

アヴェ「いいや違うね。俺は無色の悪意だ。この姿はセイギノミカタさんの殻に過ぎない」

アヴェ「本質が他者によって変化するアンタとは根本で違うのさ、ナーサリーライム」

アンデルセン「所詮は鏡の国の住人というわけだ」

アヴェ「そうそう。鏡よ鏡さん、私の中の理想は何かしらってね」

アヴェ「そんな童話もあったな、作家さん?」

アンデルセン「はん、白雪姫か。あの女王は実に憐れだ。世の女の末路だな」

アリス「女王?継母の方が?」

カルナ「鏡に問わなければ自分の美を信じることができなかった女か」

アンデルセン「そうともさ。つまり結論はすでに女の中では出ていた。私は世界で一番美しくはないのだと」

アンデルセン「王女には自分の価値観が無かった!王女にとって美とは他者による称賛によって測るものだったのだ」

アンデルセン「他人に美しいと言われなければ美しくない、しかし他人が嘘を付いているかもしれない」

アンデルセン「つまりな、女が欲しかったのは美の証明ではない。安心なのだ」

アリス「ああ、まるでどこかのアイドルのようね」

アヴェ「性格悪いねーアリスちゃん」ケケケ




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