110:第五章 王子編「絶命の回廊」 ◆a6qh.01v1w[saga !蒼_res]
2012/06/04(月) 23:46:53.11 ID:bvwBbzpB0
◆a.横をすり抜ける
轟音を立てて迫り来る大岩。
俺はその横をすり抜けようと踏み出し―――大きな間違いに気付いた。
この壁や床には目の錯覚を引き起こすような仕掛けがあったのかもしれない。
大岩と壁の間には、どうあっても人がすり抜けられるような隙間は存在していなかった。
妙に不自然にゆっくりと流れる視界。
右も壁、左も壁、上は天井、下は床!!!
この四角い通路の、どこに逃げればいいというのだ!!
四角い通路に丸い大岩…閃いた!しかし遅い!
俺は助けを呼ぶ声を出すこともできず、大岩に轢かれてしまった。
無念! 俺の冒険は、此処に幕を閉じた!
ゲームオーバー「18:轢死」
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