過去ログ - 死にすぎ仕上 と 虹の理后
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145:第七章 王子編「風の妖精」 ◆a6qh.01v1w[saga !蒼_res]
2012/06/05(火) 23:06:28.71 ID:yfyhwgt70
 
◆a.起き上がる


 妖精の話が気にならないと言ったら嘘になる。

 だが、俺は姫を助けに行かなければならないのだ。

 こんなところでゆっくりしている場合ではない。

 俺はかなり無理をして、軽く体をひねった、しかし!


 俺自身の肋骨が! 折れた肋骨が鋭利な槍と化して、胸を刺した。

 大量の血が俺の口から、ごぼごぼと溢れた。

 目の前が暗くなる、妖精の悲痛な叫びが聞こえる。

 それが思わぬ形での、そして永遠の妖精との別れだった。


 無念! 俺の冒険は、此処に幕を閉じた!



 ゲームオーバー「23:肺損傷」


 



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