189:第九章 王女編「雷鳴の剣」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/06(水) 00:41:17.79 ID:P9OSEpsK0
「この剣は絹旗には大きすぎる。虹の王女が持っていけ」
妖精王は、アメジストソード指差していいました。
風の妖精は妖精王の動きをひとつも見逃すまい、と見つめています。
姫は、アメジストソードをそっと掴みました。
「斬るべきものを斬る剣…」姫は手に入れた剣を眺めました。
「そォだ、その剣は俺が傷つけたくねェもンは、絶対傷つけねェ…。
例えば絹旗、お前とかな」
「ち、超素敵な剣…ですね」
妖精王に見つめられた絹旗は、しどろもどろです。
「じゃァ、お前らを雷の勇者のところへ送るぜ」
「え、もう超お別れですか、一方通行さま…」
「俺ァ、その腕輪とともにいるぜ絹旗」
妖精王の言葉に、絹旗は頭のてっぺんまで真っ赤になりました。
妖精王は、両手を頭の上で交差させました。
そのとたん景色は入れ替わり、広場の端にふたりはあらわれました。
「がぜん、やる気が超出てきましたね姫っ」
「はいはい、わたしも頑張るよ。きぬはたのためにもね」
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