367:最終章 王子編「勝利への階段」 ◆a6qh.01v1w[saga !蒼_res]
2012/06/10(日) 00:40:21.80 ID:YY0wx6y30
◇ex.キス
古来より、勇者が姫君の呪いを解く方法はこれと相場が決まっている。
俺は、桃色のヒキガエルに、そっと口づけた。
手の上のヒキガエルが急に重くなる、俺は慌てて両足を踏ん張った。
ヒキガエルだったものは、激しい光を放ちながら、みるみる大きくなる。
しだいに光は弱くなり、そこには女性の裸体があらわれた。
裸体! そこにあらわれたのは、瑞々しい姫の一糸まとわぬ姿!
役得! 勇者に与えられるべきものは役得!!
姫は俺に抱えられたまま、慌てて胸と大事な部分を隠した。
一瞬だけ見えた姫の乳房には、俺と同じようなアザがあった。
この世に生を受けた時には既に胸元に刻まれていた、蝶のような形のアザだ。
「あ…あの、降ろして…」
姫は体全体を薔薇色に染めつつ、恥じらいの声を出した。
姫は、俺にしばらく後ろを向くよう指示した後。
一方通行と絹旗が運んできた服を身につけた。
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