84:第四章 王子編「魔人との邂逅」 ◆a6qh.01v1w[saga !蒼_res]
2012/06/04(月) 22:59:16.54 ID:bvwBbzpB0
◇c.後ろに下がる
背筋を走る悪寒にも似た感覚が危険を告げる。
俺は咄嗟に通路を後退した。
その時である。俺の眼前に信じられない光景が出現した。
石の天井が崩れ、緑の巨人が落ちてきたのだ!
その岩のような肌、不格好に四肢の末端が肥大した姿。
話に聞く魔王の眷属、トロルに違いない。
こうなっては、もはや戦うしかあるまい。
俺は、突然現われた脅威に、身構えた。
緑色の岩のような肌をした魔物だ。俺の背はやつの胸までしかない。
その人に近く最も遠い生物は、今にも襲いかかってきそうだ。
トロルは、俺の言葉を無視した。
俺は、トロルに向かって叫んだ。
「うおーーーっ!!」トロルも叫び返した。
互いの視線がかち合い、睨み合う。
一歩も譲らぬ意思を見取って、俺はいつでもどうとも動けるように腰を落として身構えた。
さて、どうしようか?
>行動選択(安価+2)
a.床に伏せる
b.懐を探る
c.後退する
d.突進する
e.剣で斬る
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