95:第四章 王女編「トロルの自慢」 ◆a6qh.01v1w[saga !桜_res]
2012/06/04(月) 23:14:32.82 ID:bvwBbzpB0
池に続く通路の出口は、蔦の彫刻で装飾されています。
姫はそちらに一歩踏み出してみました。
「アホかっ!! 戻ってどーすンですか!」
妖精は腕を振り回して、凄い剣幕で怒りました。
姫は池に戻るのを止めました。
扉の方を見ましたが、トロルがいるので、通してくれそうにありません。
さっきあのまま通れなかったのが本当に残念です。
「困っちゃったね」
「あなたの欠点は、超困ったように見えないことですね」
姫は、トロルと話してみる事にしました。
「こんにちは、トロルさん」
「お、こんにちはだぜ」
初めて会った相手と挨拶をするのは大事な事ですね。
「のんきと、とんまの衝撃の出会いです…」
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