過去ログ - 伊織「だって、あんたが好きだから」
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16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:44:27.66 ID:baZeknNso
東京の夏はヒートアイランド現象で40度まで上がることもあるくらいだ。
溶けたアスファルトからは陽炎が揺らめく。
同じ温帯の都市でもここまでひどいところは少ないんじゃないだろうか。
本当はこんな東京に居ないで避暑に行きたい。
でも、今年の夏は仕事でスケジュールが埋まってるから海外旅行には行けなかった。
もう、いっそのことフランスに移住したいくらいだわ、と私は思った。
といっても、実は今日も仕事がオフだ。
こんなことは珍しい。
二日連続で休みなんて久しぶりだ。
竜宮小町が始動する前はよくあったけど。
最近は竜宮の活動も落ち着いてきている。
別に仕事がない訳ではない。
固定ファンもついて、名前も知られるようになったから派手に売る必要もなくなったのだ。
だから、以前ほどの忙しさはない。
どうせなら、家でのんびりしようかしら。
そんなことを考えていたけど、自然と足は事務所に向いていた。
心のどこかで、こうなることは分かっていた。
だって、プロデューサーに会いたかったから。
おそらく、今日も仕事だろう。
恐る恐る事務所のドアを開ける。
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