過去ログ - 伊織「だって、あんたが好きだから」
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22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:50:22.25 ID:baZeknNso




それから、私は何度も歌を録り直した。

今日の分はなんとか終わったが、予定よりもかなり時間がオーバーしていた。

伊織「……グス……」

あまりの不甲斐なさに涙が溢れてくる。

こんなはずじゃなかったのに。

プロデューサーに私の実力を見せつけてやろうと思ってたのに。

P「あんまり気を落とすな。こういう時もあるだろ」

伊織「……グス……ヒック……」

プロデューサーが私の頭を撫でる。

それでも、涙は止まらない。

好きな人にかっこ悪いところを見られちゃった……

こんな私じゃプロデューサーは好きになってくれない。

そう思うと、余計に涙が出てきた。

P「伊織、元気だせって」

プロデューサーはため息をつくと、私を抱きしめた。

私は驚いて一瞬息が止まった。

伊織「プ、プロデューサー……?」

そのまま、優しく背中をさすってくれる。


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