過去ログ - 伊織「だって、あんたが好きだから」
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63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/10(日) 14:52:31.97 ID:kbSnN6gzo
やよい「プロデューサーが伊織ちゃんの援助を受けないのって、私のせいだと思うから」

伊織「やよいは……それでいいの?」

やよい「私は……」

やよい「私はプロデューサーが生きていてくれるだけで……それだけでいいよ」

そう言って、やよいは笑った。











時間は午後10時。

私は再び静かな病院の廊下を、音を立てないように気をつけながら歩いていた。

面会時間はとっくに過ぎている。

私が病院に来たのは、プロデューサーと話すためだ。

プロデューサーの病室のドアをそっとノックする。

P「……はい?」

伊織「……私よ」

P「え?……伊織?どうしたんだ?」

プロデューサーは目を丸くしている。

伊織「星を見に行くわよ」

P「は?」

伊織「星を見に行くって言ったの」

P「どこに見に行くんだ?」

伊織「屋上よ。早くしなさい」

P「でも、消灯時間も過ぎてるし……」

伊織「は・や・く・し・な・さ・い」

P「わかったから……そんなに睨むなよ」


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