過去ログ - 伊織「だって、あんたが好きだから」
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9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(不明なsoftbank)[sage]
2012/06/04(月) 20:37:36.40 ID:baZeknNso
あの日以来、私の目は気がつくとプロデューサーを追っていた。

無意識のうちにプロデューサーを見てしまう。

気になって仕方がない。

どうやら、私はおかしくなってしまったようだ。

こんな気持ちになったのは生まれて初めてだから。

胸の奥が痛いのに、それが嬉しい。

私はプロデューサーを好きになってしまっていたのだ。



それでも、普段はあまり考えずに済んだ。

竜宮以外の仕事も増えてきていたため、忙しかったからだ。

しかし、ちょっとした時間の空きがあるときは考えずにいられなかった。

例えば、移動中のタクシーの中で。

例えば、寝る時に電気を消して布団に入ってから。

ぼんやりしていると、あいつの姿が浮かんでくる。

そんな時は、必ず私の胸は痛んだ。

プロデューサーのことを必死に考えないようにしても無駄だった。

気がつくと、プロデューサーとキスしたい、とか、抱きしめられたい、とかそんなことで頭がいっぱいだった。

その一方で、私はプロデューサーと付き合えるはずがないことを分かっていた。


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