過去ログ - 黒井「プロデューサーさん、密着取材ですよ! 密着取材!!」
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78:Swing ◆sxnyhhBh7A
2012/06/10(日) 14:02:28.71 ID:0vYvFxTW0
P「このサビは単調なんじゃない。シンプルなんだ。それに情感や、情景を込めるのは千早、お前の仕事だぞ」

千早「……はい」

P「曲はサビが花だが、そこだけで出来ているわけじゃない。もう一回曲全体を読んでくれ。その上でなら、いくらでも相談にのる」

千早「いくらでも、ですね?」

ナレーション「歌姫、如月千早は笑顔で去っていった。その存在感はもはや圧倒的ともいえる」

フリー「……なかなかの音楽論でしたね」

P「いや、今のは感情論ですね。あの曲がいい曲なのは間違いない、それを歌い手が迷ったらダメです」

フリー「あの如月千早ちゃんにしても、ですか?」

P「千早は生真面目で完璧主義者な所がある。完璧主義者が疑い始めると、キリが無い。今のも不安から出たもので、本心じゃないでしょう」

フリー「それでさっきのアドバイスですか」

P「事実、いい顔で戻っていったでしょう? 細部を疑わせず、歌に集中させる、これができれば千早の歌は無敵です」

フリー「信用されているんですね」

P「あの娘は寝食を含めた私生活をなげうち、人生を歌に捧げている。その歌が人の心をうたないはずがない。なら、その歌を1人でも多くの人に届けられるようにするのが俺……いや、私の責務です」

フリー「そこまで……」

P「千早がSランクにもしなれなかったら、悪いのは……責任の所在は私でしょうね」

ナレーション「歌い手とプロデューサー、その2人のわずかなやりとりに、我々はお互いの強い信頼と絆を感じ取った」


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