過去ログ - 照「京ちゃん、カッコよくなったね」京太郎「えっ!?」
1- 20
63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(東京都)[saga]
2012/06/16(土) 15:57:01.40 ID:bub2DJYbo
咲「うわ。凄い。私の手のひらよりふたまわりくらい大きいや」

ぺたぺたと京太郎の手の平を触りながら呟く咲。恐る恐るだったのが、段々と触り方が大胆になってきている

咲「厚さも結構あるし、思ってたより硬い。私と大違い」

すぅー…っと、自分の手を這わせてみる。はじめ手の平を撫でるように触り

咲「…指も、長い」

指の曲線を人差し指でなぞり

咲「細くて、すらっとして、綺麗な指…」サスサス

手の平を自分の片手を乗せ、今度は手の甲を撫で始める

咲「ちょっと羨ましいな…」

最後に自分の手の平を見つめながら一言
子供っぽいプニプニの手の平がちょっと嫌だ

咲(敦賀学園の加治木さんみたいな綺麗な手が欲しかったなぁ…)

かつて対局した麗人の指を思い出す
すらっとして細く、格好良く、されど女性らしい柔らかさも忘れない美しい指。本人の凛々しい佇まいも加わって、女の自分でも惚れ惚れする程だった

咲(けど、京ちゃんの指も中々だよね。加治木さんみたいな綺麗さは無いけど、それよりゴツゴツしてて、ちょっと無骨な…男の人らしい指)

咲(綺麗だけど、逞しくて、格好良い指…)

…と、そんな事を考えながら京太郎の指を見ていると、咲の背筋にゾクリと冷たい電流が走った

咲「…ひゃっ!?」ゾクゾクッ

咲「…?…?何、今の…」

咲「…」

咲「…あれっ?」

咲「…」ジーッ

京太郎「すやすや…」

咲「…」

咲(…えっ?あれっ?)

思えば、最初の魔法の杖の一振りだったのかもしれない

咲「なんか…」

あるいはハンマーの一撃か

咲「なんか、変なの…」

とにかく、それが全ての切掛だった

咲(…別に食欲的な意味は無いけど)

咲が、己の感情に素直になる切掛

咲(すっごく…)

咲が、己の欲望に飲まれる切掛

咲(…スッゴく、京ちゃんの指が美味しそうに見えるよ…?)

ゴクリ。今度飲み込んだ唾は、細い喉をさっきよりずっと大きく鳴らして落ちていった


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
1002Res/560.33 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice