過去ログ - 男「くすぐらせて下さい、土下座します」幼馴染み「……はい?」
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135: ◆hZsC0AhhQynv[sage]
2012/07/01(日) 16:19:15.83 ID:piG86RjG0
翌日・放課後

男「えーっと、1年A組の男です。かねてから美術部には興味があったので、期末テストが終わったのを見計らって
  仮入部することを決意しました」

幼馴染み「同じく1年A組の幼馴染みです。私は陸上部に所属していますが、美術部と兼部したいので、
     今日は様子見で仮入部ということになってます」

男&幼馴染み「未熟者ですので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願いいたします」

美術部一同「よろしくねー」

男「ははは……」


回想・・・・・・


幼馴染み「男、男! 朗報だよ!」

男「なんだ、騒がしいな。どうした?」

幼馴染み「クーデレちゃんの弱点が分かったの! さっきね、さっきね、
     クーデレちゃんと美術部の人が喋ってたんだけど……」カクカクシカジカシカクイムーブ

男「なに、それは本当か!?」

幼馴染み「うん。クーデレちゃんの弱点は足の裏だったんだ」

男「なるほどな。でかした、幼馴染み……と、言いたいところだが」

幼馴染み「?」

男「弱ったな。俺の考えた作戦じゃあ、クーデレの足裏をくすぐるのは無理だ。
  大体足裏をくすぐれるシチュエーション自体、なかなかないのに……。うーん、どうすれば……」

幼馴染み「それなら、簡単だよ。美術部に入って、フットペイントに参加すればいい」

男「!?」

幼馴染み「仮入部ってことにして一日だけ体験させてもらうの。
     まぁ、クーデレちゃんをくすぐれるかどうかは微妙な所だけど、男は機転利くし、きっと大丈夫だって!」

男「うーむ……。確かにこのチャンスを逃したら、今後クーデレの足裏をくすぐるチャンスなんて来ないかもしれない」

幼馴染み「そうだよ、頑張って!」

男「いや、なに人事みたいに言ってるんだ? 勿論、幼馴染み、お前にも協力してもらうぞ」

幼馴染み「え」

男「そういう約束だったろ。それに確か明日は陸上部オフだったから問題はないよな?」

幼馴染み「そ、そうは言っても、私は陸上部だから、美術部には参加できないって流石に!」

幼馴染み「美術部だってお遊びでやってるわけじゃないんだから、
     陸上部の私が本入部する気もないのに、仮入部するのは失礼だよ」

男「それを言ったら、俺が仮入部するのも失礼にあたるだろ。
  まぁ実際陸上部の幼馴染みが美術部に仮入部するってのもおかしな話だから、
  なんかテキトーに理由でも見繕って怪しまれないようにしとくか」

幼馴染み「えー……どうしても協力しなきゃ駄目?」

男「一時間くすぐらせてくれるなら免除でもいいけど」

幼馴染み「……分かったよ、協力します」

男「よし!よく言ったぜ、幼馴染み!」


・・・・・・回想終了


男(馬鹿だ、昨日の俺馬鹿だ。冷静になって考えてみれば、やっぱり、クーデレをくすぐるためとはいっても、
  流石に美術部に潜入するのは、後先考えなさすぎだった!)

男(とは言っても、こうして退くに退けなくなってしまった以上、何が何でもクーデレをくすぐらねば……!)


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