過去ログ - 涼「僕とあなたの」千早「シーソーゲーム」
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11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 01:47:10.62 ID:geTF/MjH0
涼「え? 良いんですか?」

石川『あなたの得意なダンスレッスンだしね。愛と絵理と比べて、ダンスに関してはあなたは頭一つ抜けてるから、ちょうどいいんじゃないの? その分、明日からバリバリ働いてもらうわ』

涼「ありがとうございます!」

石川『連絡は以上よ。切るわね』

涼「やったー! 念願のひとり暮らしだ!!」

社長が電話を切ると同時に、僕は大声を上げる。夢にまで見たひとり暮らしが解禁なんだ、喜ぶなって方が無理がある。

涼「家にプライベートなかったしなぁ……、これで律子姉ちゃんからも逃げれるぞー!」

涙なしには語れないエピソードが脳裏をよぎる。勝手に部屋を荒らされ、趣向別に本が並べられていたり、帰ってきたら世界中の国旗が壁一面に貼られていたり……。本当にロクな目に合っていない。しかしそれともおさらばだ! 自由っていいよね! それ以外にも、仕事の関係で帰ってくるのが遅くなったりと家に迷惑をかけているってのもあるけどね。むしろそっちの方が本命だ。

涼「どんな部屋かなー? 和風かなー? 洋風かなー?」

間の抜けた歌を上機嫌で歌っているけど、この時の僕は却って自分を追い込んでいることに気付いていなかった。それに気付くのは、もう少し先の話だったりするけど今は置いておこう。


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