過去ログ - 涼「僕とあなたの」千早「シーソーゲーム」
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130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/11(月) 11:00:17.32 ID:/bsqSIVj0
夢子「はぁ、私が真面目にしているのに、あんたがそんなのでどうするのよ」

涼「ごめんごめん」

夢子「一応言っておくけど、私あんたのこと認めてるのよ。ライバルとしてね。だからそのライバルから言わせてもらうけど……、出るなら勝ちなさい。それであんたに勝ってあげるわ。お金、置いとくから」

涼「あっ、うん」

予定があるらしい夢子ちゃんは、お金だけおいて去って行った。

涼「シーソーか……」

夢子ちゃんの言うように、僕と千早さんの力関係は、圧倒的に向こうの方が上だ。
空どころか、大気圏を突破するんじゃないかってぐらいに差がある。

だけどその差を埋める重石があればどうだろう? それもとってもへヴィーな……。

涼「でも問題は、その重石だよね」

お冷を飲み干し考える。歌唱力……、鍛えて貰ったと言っても、彼女の十八番だ。
ビジュアルとダンス……。千早さんは僕の方が上と言っていたけど、あの人はどちらも高水準だ。

歌ばかりに気がいきがちだが、他の分野も高いポテンシャルを持っているから、彼女は凄いんだ。
ただその2つは、歌に比べたら余りレッスンをしていないみたいだけど。

涼「そこでカバーしたら……。ダメだ、それでもまだ……」

結局その日は、何も思い浮かばず、店員に睨まれるまでお冷を飲み続けた。


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