過去ログ - 涼「僕とあなたの」千早「シーソーゲーム」
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2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします[saga]
2012/06/08(金) 00:59:36.08 ID:d9kkN+bY0
アキ「そうだ、オリコン1位、凄いですね」

千早「あなただって、初登場2位じゃない。十分誇れると思うけど?」

アキ「なんか嫌味に聞こえますよ?」

千早「そのつもりはなかったのだけど……」

アキ「あっ、冗談ですよ。すみません」

千早「まあ、なんでもいいんだけど。それより、ねえ」

アキ「はい、なんですか?」

千早「今日は何を教えてくれるのかしら、秋月君?」

新人アイドル鈴月アキ、それは世間を欺く仮の姿。誰にも知られてはいけない、僕の本当の名前は秋月涼、実は男だ。一身上の都合により、このアイドル飽和時代を、女装で駆け抜けている。そこ、変態って言わない。僕も望んでしたわけじゃない。全米が泣いてしまうような悲劇が付いているぐらいだ。でも夢を叶えるため、今日もフリフリのスカートを穿いて、アイドルをしている。いつか本当のイケメンになるために。

涼「そうですね、じゃあ千早さんが食べたいものを作りましょうか。何が良いですか?」

千早「そうね……、帰りながら決めましょうか」

僕と談笑する彼女は、如月千早さん。今では知らない人のいない、現代の歌姫。そして、数少ない僕の秘密知ってしまった、共犯者。

僕と彼女が初めて出会ったのは、ステージの上でもなんでもなく、入学してすぐの、学校の屋上だった。


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