過去ログ - 涼「僕とあなたの」千早「シーソーゲーム」
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213: ◆dj46uVZbVI[saga]
2012/06/15(金) 21:15:10.32 ID:xpEWAI6j0
涼「すみません、アポイントも取らずに押し入っちゃって」

武田「構わないよ、ちょうど今から休憩しようと思っていたところだ。長くは取れないけど、君の話を聞くぐらいの時間はあるだろう」

台本を読んでいるみたいに、武田さんは淡々としている。

僕はこの人の心を、動かすことが出来るのだろうか――。

涼「今日はお願いがあって来ました。夢子ちゃんの事、考え直してくれませんか?」

武田「ふむ、あの子のことを、ね」

涼「夢子ちゃんの才能は本物だと思います。夢子ちゃんにとって、オールド・ホイッスルに出ることは、何より大切な夢なんです。その夢を奪わないでください」

武田「夢、か」

涼「はい。武田さんも知っているはずです。夢子ちゃんが夢に向かってどこまでもひた向きだったことを」

武田「なんと言われようが、僕は彼女に機会を与える気はない」

涼「どうして、ですか?」

武田「君はひた向きという言葉の意味を知っているのかい? 汚い手を使ってまで、一生懸命になることを意味するのか?」

涼「それは……」


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